何十分もかけて調べるdeep researchを公開
OpenAIが、ChatGPTに調査を任せる「deep research」を公開した。指示を受けると自らウェブを何段階もたどり、数百の情報源を読んで報告書にまとめる。人が何時間もかけるような作業を数十分で終えるとしている。動かしているのは、ウェブの閲覧とデータ分析に向けて調整したo3の版である。まずChatGPT Proに月100回の上限つきで提供され、Plus・Team・Enterpriseが続いた。
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Anthropicがターミナルに降り、OpenAIは事前学習で応じる
24日、AnthropicがClaude 3.7 Sonnetを公開。すぐ答えるか考えてから答えるかを一つのモデルで切り替える。同時に、ターミナルからコードを書かせるClaude Codeをリサーチプレビューとして出した。
27日、OpenAIがGPT-4.5をリサーチプレビューとして公開。推論に時間を使う系統とは別に、事前学習を大きくした版という位置づけである。価格の高さもあって、方向性の違いが読み取られた。
10日、AnthropicがAnthropic Economic Indexを開始。Claudeの利用の内訳から、AIがどの職種のどんな作業に使われているかを継続して公表するとした。
2日には、カルパシーが「バイブコーディング」という言い方をXで提唱した。コードを読まず雰囲気でAIに書かせる開発の呼び名は、投稿だけで数百万回読まれ、すぐに独り歩きを始める。
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OpenAIが、ChatGPTに調査を任せる「deep research」を公開した。指示を受けると自らウェブを何段階もたどり、数百の情報源を読んで報告書にまとめる。人が何時間もかけるような作業を数十分で終えるとしている。動かしているのは、ウェブの閲覧とデータ分析に向けて調整したo3の版である。まずChatGPT Proに月100回の上限つきで提供され、Plus・Team・Enterpriseが続いた。
アンドレイ・カルパシーがXへの投稿で「バイブコーディング」という言い方を提唱した。コードの存在を忘れて雰囲気(バイブ)に身を任せ、差分も読まずにAIの提案を受け入れていく開発の呼び名である。投稿は数百万回読まれ、既に起きつつあった開発様式に名前を与える形で急速に広がった。11月には英コリンズ辞典が2025年の「今年の言葉」に選んだ。日本語圏でも「バイブコーディング」として定着し、解説記事に続いて、生成されたコードの品質やセキュリティを問う記事が続いた。
AnthropicがAIが労働市場と経済に与える影響を継続的に観測する取り組み「Anthropic Economic Index」の初回レポートを公開した。claude.aiの匿名化された約100万件の会話を、プライバシー保護ツールClioで分析し、米労働省のO*NETデータベースの約2万の職務タスクに対応づける手法をとる。利用はソフトウェア開発とテクニカルライティングに集中し、プログラマやデータサイエンティストのような中〜高賃金職のタスクで多い一方、最低賃金層と最高賃金層のいずれでも少ないという傾向を示した。自社サービスの利用実態を定期的に公開してAIの経済的影響の議論に材料を出す姿勢は、AI企業の透明性の一形態として注目された。
フランスのマクロン大統領とインドのモディ首相が共同議長を務めるAIアクションサミットがパリのグラン・パレで2日間開かれた。62か国とアフリカ連合委員会、EUが「人と地球のための包摂的で持続可能なAI」に関する共同声明に署名し、デジタル格差の解消、透明性と信頼性、労働市場への影響、環境負荷などを優先課題に挙げた。米国と英国は署名しなかった。米国のJ・D・ヴァンス副大統領は開会の演説で過度な規制はイノベーションを妨げると述べ、英国は国家安全保障上の懸念を理由とした。サミットの名称が「安全(Safety)」から「行動(Action)」に変わったことも合わせて、ブレッチリー以来の流れが変わったと受け止められた。
AnthropicがClaude 3.7 Sonnetを公開した。通常の応答と、推論の過程を見せる「extended thinking(拡張思考)」を1つのモデルで切り替えられるハイブリッド推論モデルで、APIでは思考に使うトークンの予算を最大12万8,000トークンまで指定できる。価格は入力100万トークンあたり3ドル、出力15ドルで、思考トークンを含めても従来と同水準に据え置いた。あわせて、ターミナルからコーディング作業を任せられるエージェント型ツール「Claude Code」を限定的なリサーチプレビューとして提供開始。コード検索、ファイル編集、テスト実行、GitHubやコマンドラインツールの操作をClaudeが行う。エディタの中で補完を出すのではなく、ターミナルから作業ごと任せる形は、当時としては目新しかった。
OpenAIが、同社最大かつ最も知識豊富なモデルとするGPT-4.5をリサーチプレビューとして公開した。教師なし学習のスケールアップにより、パターン認識や知識の幅、対話の自然さ・感情理解(EQ)を高め、ハルシネーションを抑えたとする。推論に特化したoシリーズとは異なる路線のモデルで、まずChatGPT ProユーザーとAPI開発者に提供された。