2025年

6月

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編集部の総括

学習と調達を分けて見る判断、Claudeは機密の現場へ

23日、連邦地裁のウィリアム・アルサップ判事が、書籍を学習に使うことはフェアユースに当たると判断。一方で、海賊版サイトから集めた蔵書を保管していた点は別に責任を問われるとした。学習そのものと、学習データの調達を分けて見る判断として注目される。

5日、Anthropicが国家安全保障の現場向けにClaude Govを公開。機密環境での利用を想定した版で、通常版より扱える情報の範囲を広げている。

このブロックは編集部が書いた総括です。出典付きの記録とは分けて表示しています。

記録2件
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    製品Anthropic

    国家安全保障向けの「Claude Gov」モデルを公開

    Anthropicが米国の国家安全保障顧客専用のモデル群「Claude Gov」を公開した。機密環境で運用する組織に限って提供され、発表時点で米国の国家安全保障の最上位レベルの機関が既に利用しているとした。政府側の要望を反映し、機密資料の取り扱い、情報・国防分野特有の文書や情報の理解、多様な言語や方言の識別、サイバーセキュリティデータの解釈といった業務に合わせて調整されている。通常のClaudeと同じ安全性テストを経ているとも明記した。2024年11月のPalantir・AWSとの提携に続く、政府向け事業の本格化を示す一歩となった。

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    政策Anthropic / ウィリアム・アルサップ

    「学習はフェアユース、海賊版の蓄積は別」——連邦地裁が判断

    バーツv. Anthropicで、カリフォルニア北部地区連邦地裁のウィリアム・アルサップ判事がサマリージャッジメントを下した。書籍を大規模言語モデルの学習に使う行為は「transformative(変容的)——それも際立って」であり、読者に読ませるという著作物本来の目的とは異なるとして、適法に入手した書籍をスキャンして学習に使うのはフェアユースにあたると判断した。一方で、海賊版サイトから複製を集めて社内のデジタル蔵書を構築した行為はフェアユースにあたらないとし、その点は審理を続けるとした。生成AIの学習データについて米国の裁判所が正面から判断した初の事例であり、「何を学習させたか」より「どう入手したか」が争点になることを示した判決として、以降のAI著作権訴訟の基準点となった。