2022年

8月

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編集部の総括

Stable Diffusionが重みごと出て、AIの絵が品評会で1位になる

22日、Stability AIがStable Diffusionを公開。重みがそのまま配られ、一般向けのGPU1枚で512×512の画像が数秒で作れる。招待制のDALL·E 2、Discord上のMidjourneyと違い、手元で動かして改造もできる。ミュンヘン大学のCompVis、Runway、LAION、EleutherAIとの共同開発だった。

月末には、コロラド州品評会の美術部門でMidjourneyを使った作品が1位になったと報じられ、論争になる。作り手が数百枚の生成から選び抜いたと説明しても、「不公平だ」という声が収まらなかった。

画像生成が研究の話題から手元の道具になり、同時に「これは誰の作品なのか」という問いが一般にも届いた月である。

このブロックは編集部が書いた総括です。出典付きの記録とは分けて表示しています。

記録2件
  1. 22
    モデルStability AI / Runway

    Stable Diffusionを公開、重みが誰でも手に入るようになる

    Stability AIが画像生成モデルStable Diffusionを一般公開した。重みがそのまま配られ、6.9GB程度のVRAMを積んだ一般向けのGPU1枚で512×512の画像を数秒で作れる。能力のある画像生成モデルの重みが誰でもダウンロードできる形で出たのはこれが最初である。ミュンヘン大学のCompVis、Runway、LAION、EleutherAIとの共同開発で、ライセンスは商用・非商用の双方を認めるCreative ML OpenRAIL-M。招待制だったDALL·E 2、Discord上のMidjourneyと違い、手元で動かせて改造もできるため、微調整や派生モデルが一気に広がった。同時に、学習データに含まれた作品の権利をめぐる争いもここから始まる。

  2. 31
    人事ジェイソン・アレン

    AIで作った絵が州の品評会で1位、是非が論争に

    コロラド州品評会の美術部門「デジタル加工写真」で、ジェイソン・アレンがMidjourneyを使って作った『Théâtre D'opéra Spatial』が1位になったことが報じられ、論争になった。他の20人の応募者を抑えての受賞で、賞金は300ドル。アレンは900枚以上の生成結果から選び、80〜100時間かけて絞り込んだと説明したが、「不公平だ」という批判がSNSに大量に寄せられた。生成AIによる制作物が既存の評価の枠組みに入り込んだ最初の広く知られた例で、道具として認めるのか、作者は誰なのかという問いが一般に届いた。アレンはのちにこの作品の著作権登録を試みたが、米国の著作権局に却下されている。