2024年

11月

3件

編集部の総括

Anthropicが国防に踏み込み、つなぎ方の仕様を開く

7日、AnthropicがPalantir・AWSと組み、Claudeを米国の国防・情報機関へ提供すると発表。安全性を掲げる会社がこの領域に入ることには賛否が出た。

22日、Amazonが追加で40億ドルを出資。AWSが主要な訓練パートナーになる。

25日、AnthropicがModel Context Protocol(MCP)をオープンソースで公開。モデルと外部のデータやツールをつなぐ手順を共通化するもので、仕様を自社に閉じずに出した点が注目された。

5日の米大統領選ではドナルド・トランプが勝利。AI政策の向きが変わるとの見方が出る。

このブロックは編集部が書いた総括です。出典付きの記録とは分けて表示しています。

記録3件
  1. 7
    事業Anthropic / Palantir / Amazon

    Palantir・AWSと提携し、Claudeを米国防・情報機関へ

    AnthropicがPalantir TechnologiesおよびAWSとの提携を発表し、米国の情報・国防機関がPalantir AI Platform上でClaude 3およびClaude 3.5ファミリーを利用できるようにした。Claudeは国家安全保障上重要なデータを「secret」レベルまで扱えるPalantirのImpact Level 6(IL6)環境で提供される。大量データの処理、傾向やパターンの把握、文書レビューの効率化などを通じ、時間的制約のある状況での判断を支援する用途を想定した。AIの安全性を掲げる企業が軍事・情報分野に踏み込んだ動きとして、当時議論を呼んだ。

  2. 22
    事業Anthropic

    Amazonが追加40億ドル出資、AWSが主要訓練パートナーに

    Amazonが追加で40億ドルをAnthropicに出資し、累計80億ドルに達したことが発表された(持分は引き続き少数)。AWSはAnthropicの主要クラウドであるだけでなく、主要な「訓練」パートナーとなり、AnthropicはAWSのAnnapurna Labsと共同でTrainiumアクセラレータの最適化に取り組む。低レベルカーネルの記述やAWS Neuronソフトウェアスタックへの貢献まで踏み込む内容で、シリコンからソフトウェアまでを通した基盤づくりを掲げた。Amazon Bedrock経由のClaude利用も広がり、Pfizer、Intuit、Perplexity、欧州議会などが利用先として挙げられた。

  3. 25
    製品Anthropic

    Model Context Protocol(MCP)をオープンソースで公開

    AnthropicがModel Context Protocol(MCP)を発表し、オープン標準として公開した。AIとデータソースをつなぐ部分をモデルごと・ツールごとの個別実装にせず、双方向の接続を共通の規格でまかなうための仕様である。仕様とSDK、Claude Desktopでのローカルサーバ対応、Google Drive・Slack・GitHub・Git・Postgres・Puppeteer向けのサーバ実装をまとめたリポジトリが公開された。初期の採用先としてBlockとApollo、開発ツールではZed、Replit、Codeium、Sourcegraphが名を挙げられた。自社の競争優位になりうる接続層を、あえてオープン標準として手放した判断である。