2024年

7月

4件

編集部の総括

OpenAIが検索に手を伸ばし、Microsoftは席を降りる

9日付の書簡で、MicrosoftがOpenAI取締役会の議決権のないオブザーバー席を返上した。2023年11月の解任騒動のあとに得た席を、8ヶ月で手放した形になる。米英の競争当局が両社の関係を調べている最中の判断だった。翌10日に報じられ、OpenAIは今後オブザーバーを置かないとしている。

18日、OpenAIがGPT-4o miniを公開。APIの価格は入力100万トークンあたり15セントで、GPT-3.5 Turboより6割以上安い。ChatGPTでも同日からGPT-3.5に代わった。

25日には検索の試作SearchGPTを公開。出典のリンクを明示する形で、まず1万人の利用者と出版社に限って提供する。発表を受けてAlphabetの株価は下がった。

23日、Metaが4,050億パラメータのLlama 3.1を無償で公開している。

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記録4件
  1. 9
    ガバナンスMicrosoft / OpenAI

    Microsoft、OpenAI取締役会のオブザーバー席を返上

    Microsoftが、OpenAIの取締役会に持っていた議決権のないオブザーバー席を返上した。7月9日付の書簡で「この8ヶ月で新しい取締役会が大きく前進したのを見てきた。限定的なオブザーバーという役割はもはや必要ないと考える」と伝えたもので、翌10日に報じられた。席は2023年11月の解任騒動のあと、同年11月末に得たものだった。米英の競争当局が両社の関係を調べている最中の判断で、規制当局の目を意識したものと受け止められた。OpenAIは今後オブザーバーを置かない方針を示し、Apple幹部が席を得るという観測も立ち消えとなった。

  2. 18
    モデルOpenAI

    GPT-4o mini公開、GPT-3.5 Turboを置き換える

    OpenAIが小型で安価なモデルGPT-4o miniを公開した。APIの価格は入力100万トークンあたり15セント、出力60セントで、GPT-3.5 Turboより6割以上安い。コンテキスト長は128Kトークン、テキストと画像を扱え、対応言語はGPT-4oと同じ。ChatGPTのFree・Plus・Teamでは同日からGPT-3.5に代わって使えるようになった。フロンティアモデルの価格が2年前と桁違いに下がっていることを示す発表でもあった。

  3. 23
    モデルMeta / マーク・ザッカーバーグ

    Llama 3.1 405Bを公開、重みが最前線の規模に届く

    MetaがLlama 3.1を公開した。80億・700億・4,050億の3つの規模で、最大の4,050億は密なTransformerである。文脈は12万8,000トークンで前世代の16倍、15兆トークン超を1万6,000基のH100で学習させた。道具の利用と8言語に対応し、商用利用も認められている。閉じたモデルと張り合える性能のモデルが、重みごと誰でも使える形で出たのはこれが初めてだった。4月に公開したLlama 3の80億・700億に、最大の規模を足した形になる。マーク・ザッカーバーグは同日の公開書簡で、閉じたUnixに対してオープンソースのLinuxが標準になっていった経過をなぞらえ、AIでも同じことが起きると論じた。3月にGPT-4級の性能を「借りる」のではなく「持てる」ようになったことは、各社の価格と公開方針に跳ね返っていく。

  4. 25
    製品OpenAI

    検索の試作SearchGPTを公開

    OpenAIが、ウェブの最新情報をもとに会話形式で答える検索の試作「SearchGPT」を公開した。利用は当初1万人のユーザーと出版社に限られ、期間限定の試作と位置づけられた。回答には出典を明示したリンクを付け、生成AIの学習からの離脱を選んだサイトでも検索結果には出るようにすると説明している。得られた知見はChatGPT本体に取り込む方針も示された。発表を受けてAlphabetの株価は下落した。