Anthropicが2023年9月に公表したResponsible Scaling Policy(RSP)を1年の運用を踏まえて改定した。リスク管理は「比例的・反復的・他社が真似できる形」であるべきという考えを掲げ、特定の能力しきい値(Capability Threshold)に達した時点でASL-3のセキュリティ基準または配備基準へ引き上げる構成に整理した。AIの研究開発能力に関するしきい値は、初級のAI研究業務を完全に自動化できる水準と、実効的なスケーリング速度を劇的に加速できる水準の2段に分割された。ASL-3で求める対策は具体的な手段の列挙から、達成すべき基準とその満たし方を示す成果志向の記述へ改められた。安全性の枠組みを固定的な宣言ではなく改訂を前提に運用する姿勢を示した改定である。