2024年のノーベル賞で、AI研究が2日連続で受賞した。10月8日の物理学賞はジョン・ホップフィールドとジェフリー・ヒントンに、連想記憶と人工ニューラルネットワークの基礎を築いた業績で授与された。ヒントンは2013年から2023年までGoogleに在籍し、退社後はAIのリスクを訴えてきた人物である。翌10月9日の化学賞は、半分がデビッド・ベイカーの計算によるタンパク質設計に、もう半分がGoogle DeepMindのデミス・ハサビスとジョン・ジャンパーのタンパク質構造予測に対して授与された。2人が2020年に発表したAlphaFold2により、研究者が同定した約2億のタンパク質のほぼすべての構造を予測できるようになった。深層学習が科学の主流から正面から評価された週であり、Google(現・元)の研究者が2つの賞に名を連ねた点でも象徴的だった。