サンダー・ピチャイがGemini 1.0を発表した。Google DeepMind統合後の最初の主要成果で、テキスト・コード・音声・画像・動画を最初から一体として扱う「ネイティブマルチモーダル」を掲げた点が特徴である。Ultra、Pro、Nanoの3サイズで、Nanoは端末上での動作を想定した。発表当日からProがBardに搭載された。LaMDA、PaLM 2に続く3世代目の基盤モデルであり、名称もBardからGeminiへ寄せていくことになる。一方で、能力を示すために公開されたデモ動画が批判を招いた。実時間の対話ではなく、動画から抜き出した静止画とテキストのプロンプトで得た結果を編集したものだったためで、Googleは結果自体は本物だが「レイテンシを削り、簡潔にするために出力を短くした」と説明した。2月のBardの誤答に続き、デモの見せ方が問われる形になった。