OpenAIがCerebrasと複数年の提携を結び、同社のウェハースケール型システムを750メガワット分、推論の基盤に組み込むと発表した。2026年から段階的に展開する。Cerebrasは、大規模言語モデルをGPUで動かす場合と比べて応答が最大15倍速いとし、高速推論の展開としては世界最大になると説明している。充てる先はコーディングのエージェントや音声の対話など、待ち時間が体験を左右する用途である。OpenAIの計算資源の調達先はNVIDIA・AMD・Broadcomと広がってきたが、推論の速さを名目に据えた契約はこれが初めてになる。当時としては、学習用の計算資源をどれだけ積むかが話題の中心だったところに、応答の速さを別枠で買うという構えが加わった格好だった。