MicrosoftがAI部門内にMAI Superintelligence Teamを新設した。率いるのはMicrosoft AIのCEOであるムスタファ・スレイマンで、チーフサイエンティストのKarénシモニアンらが加わる。掲げる目標は「Humanist Superintelligence(HSI、人間中心の超知能)」——常に人と人類全体のために働き、人間の制御下にとどまる高度なAIである。スレイマンは「定義の曖昧な、実体のない超知能を作るのではなく、人類に奉仕することだけを目的として明示的に設計された実用的な技術を作る」と述べ、具体的な適用先としてデジタルの伴走者、病気の診断、再生可能エネルギーの生成を挙げた。診断については「今後2〜3年で医療における超知能に手が届く」との見通しを示した。OpenAIやAnthropicと同じ言葉で超知能を語りながら、あえて「人間中心」を冠して差別化を図る立場表明であり、8月の自社モデル公開に続くMicrosoftの独立路線の一環でもある。