MicrosoftがRedmondでの発表会で、AI処理を端末側で行う新カテゴリ「Copilot+ PC」とSurface Pro・Surface Laptopの新モデルを発表した。目玉機能の一つが「Recall」で、画面のスナップショットを継続的に保存し、過去に見たものを後から検索できる。しかし公開直後から強い批判を受けた。パスワードや金融情報のような機微な情報までそのまま記録してしまうためで、初期版が機微なデータを暗号化されていない平文で保存していたことがセキュリティ研究者に指摘され、問題が決定的になった。Microsoftは6月に予定していた全ユーザーへの展開を撤回してWindows Insider限定に後退させ、その後もオプトイン化、Windows Helloによる認証、使用時に限って復号する方式などの対策を重ねた。一般提供に至ったのは約1年後の2025年である。端末上のAIがどこまで利用者を見ていてよいのか、という論点を最も具体的な形で提示した事例となった。