Anthropicが「Responsible Scaling Policy(RSP、責任あるスケーリング方針)」を公表した。バイオセーフティレベルを参考に、モデルの危険な能力に応じてAI Safety Level(ASL)を定義し、各段階で満たすべき安全対策とセキュリティ水準を事前に約束する枠組み。ASL-1は破滅的リスクのない旧世代モデル、ASL-2は危険な能力の初期兆候が見られる段階(当時のClaudeはここに位置づけ)、ASL-3は破滅的な悪用リスクを大幅に高める段階、ASL-4以降は未定義とされた。ASL-3ではレッドチーム評価で重大な悪用リスクが確認された場合に配備を見送ると明言している。取締役会の承認を要し、変更にはLong-Term Benefit Trustへの協議が必要とされた。この「能力に応じて事前に線を引く」方式は、のちにOpenAIのPreparedness FrameworkやGoogle DeepMindのFrontier Safety Frameworkなど各社の同種の枠組みの先例となった。