サンダー・ピチャイがブログで対話型AIサービスBardを発表した。LaMDAの軽量版を基盤とし、まず「信頼できるテスター」に限定して公開し、数週間のうちに一般公開するとした。ChatGPT公開から約2か月、社内に「コードレッド」が出たと報じられてから2週間足らずのタイミングでの発表である。しかし公開された宣伝用の動画・画像の中で、Bardは太陽系外惑星の写真を初めて撮影した望遠鏡について誤った説明をしていた(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡だと答えたが、実際にはそれ以前に別の望遠鏡が撮影していた)。Reutersがこの誤りを指摘し、2月8日のパリでのAIイベントも期待に届かなかったことが重なって、Alphabetの株価は同日7%超下落。時価総額は1,000億ドル規模で失われた。急いで出した発表が裏目に出た事例として、当時大きく報じられた。